全日本ラリー選手権 JRC 開幕戦『ツール・ド・九州in 唐津』佐賀県唐津市 SS路面=ターマック SS本数=12本 SS総延長距離=約60km ギャラリーステージあり。 主催:グラベルモータースポーツクラブ(略称GRAVEL) TEL&FAX: 0940-62-1018(シチダガレージ内 七田) ホームページ http://ww21.tiki.ne.jp/ ̄gravel-msc/ |
今回、キャロッセの社員で営業のサブリーダーの濱岡卓也さんも全日本戦に参戦しておられました。
←写真は(キャロッセのプログより)
まったくのプライベーター。すべて自費での参戦で、なんと群馬から競技車両を積みフェリーも使わず
自走で佐賀まで来られていました。
我が家は和歌山から自走で佐賀まででいっぱいいっぱいなのに、濱岡さん達は「走ってきて・走って・また走って帰る」のです。
まことに、好きこそものの上手ラリ〜です。
プログで「無事唐津に着きました!」という書き込みを見て思わず拍手、ラリー前に妙な達成感がありました。(^_^;)
去年の群サイでキャロッセのショールームに寄ったとき、濱岡さんが雑誌に載ったご自分のラリーカーの写真を見せてくださいました。
以前に「僕もラリーやってますよ〜。」とお聞きしていたのですが、その時の写真の赤い車も濱岡さんの嬉しそうな表情も
とても印象に残っていました。
だから、この開幕戦のエントラントリストに濱岡(群馬)の名前を見てとても楽しみだったんです。
初日の午前7時、まだ準備中のサービスの置かれていた濱岡車、綺麗ですね。
頑張ってくださいね、濱岡さん。
いつもの林道より、ターマックなのでより以上に公道っぽいです。 まっ、実際公道なんですが…。
ゼッケンNo33・濱岡選手・松井選手組です。
濱岡選手のタイヤ痕です。 これだけくっきりと跡を残していった選手は、ゼッケンNo10・の北村選手と濱岡選手だけです。
な〜ぜぇ〜?
2本目、違う角度から撮ってみました。
失礼なのですがサービスパークで思わず「濱岡さんって運転が上手いんですね!」と言ってしまいました。
柱…邪魔ですね。 2本目、裕矢が走ってこなかったおかげで頭の中で仏壇のおりんがチーン!と響いたのですが、
昨年みたいに知恩院の鐘が連打されることもなく、私も強くなったと思う今日この頃。
濱岡さんが元気に通過していって、私も元気になりました。
炭山選手の車がエンジン・ブロー後、ある意味ボテーィーに『CUSCO』とデカデカと貼られた濱岡選手の車は
私の心のよりどころでした。_| ̄|○
HQの方に行っていた私は、丁度ドナドナされて帰ってくる濱岡さんの車両を目撃。
しばらくして車両は押されてサービスに戻って来ました。
フロントがメキッ!と凹んでいます。 橋の欄干に激突、停止距離0メーターだそうです。 割れたり削れたりしていないので
たいしたことは無さそうに思えましたが、よくみてみるとデッサンはかなり狂っていました。
落ち込むまもなく、人が次々にやってきて修理が始まります。 大丈夫、小野沢さんが修理してくれるから・・・・と思っていたら、
群馬ミツビシの林さんが修理する気満々です。
私達が「へぇ〜こんな道具があるんだ」と驚く工具を手に、繊細に少しずつ元の位置に戻していく小野沢メカニック。
その横で私達が「こんなんアリですかぁ〜!」と驚く巨大ハンマーを手に濱岡車をブッ叩きだす林さん。
「ええっ〜!ああ−…!」と小野沢メカニックが苦笑いし、林さんが豪快に笑いながら修理が続きます。
今まで健気に明るく振る舞っていた濱岡選手も、林さんのハンマーが振り下ろされるたびにチョッピリ悲しい表情に…。
でも、なんとか元の位置まで引き出せたところで今度はボンネット。 ここで濱岡さんがはじめて林さんをすがるように見つめます…。
群馬ミツビシ、林マジックです! 林さん、以前は讃岐うどん屋さんだったのかと疑う足さばきでベコベコとボンネットを
踏んでもとに戻していきます。(^_^;)
「最後まで走りたい!」その思いはラリーに出ている人間ならみんな一緒です。
もちろん濱岡卓也・松井博和組もその決意を胸に明日のLeg2出場を目指します。
翌日、許可が出て順位はつきませんが濱岡車はめでたく走れることとなりました♪
「最後まで走る」という意味と、ましてやその人の人柄を知っているとこのバッテン印も誇らしく思えてきます。
見事に修理された車両。 皆さんに「黒のライン入れたんか、ええやん(笑)」とか言われております。
コ・ドラの松井さんとお二人で写って貰おうと思ったのですが、この時丁度お忙しかったようでお写真がありません。
申し訳ないです。m(_ _)m で、何故か私が横に立っております。・・・・・・そう、まるで何かを隠すように。
「最後のステージ、気合い入れて走ってきます!」 うん、入ってる入ってる♪頑張ってくださいね〜!
濱岡さん、運転するときはメガネをおかけになるんですね。 もしかすると営業のリーダーに、「ラリーはメガネの方が早く走れる」と
アドバイスがあったのかもしれません。
最後のステージです。 あんなになっていた車とは思えない走りでした。 写真提供Sin様。
お疲れ様。 素敵でした、濱岡さん♪
プライベーターの大変さは、りんこさんとかに聞いてある程度はわかっているつもりでしたが、
やっぱり大変なのだと実感いたしました。
でも、好きって思いでリスクを背負えるのは人間の特権ですよね。
それに、何があってもずっと私達に笑顔を向けてくれるのは濱岡さんの優しさです。
次回、「シンフォニーラリー2006 in ひよし」にエントリーされるのでしたら、食事をいろいろ作って差し入れにいきます。
好き、はどんな思いにも勝りますからこれからも頑張ってください。(^_^)/